はじぃたの読み漁りブログ

文学やビジネス書を中心とした感想ブログ

読了2「仕事は楽しいかね?」

 

 

あらすじ

 

出張の帰りに、大雪のため一昼夜空港のロビーに足止めされた「私」。そこで出会ったある老人に、つい仕事で鬱積(うっせき)した感情をぶつけてしまう。老人は実は、企業トップがアドバイスをほしがるほどの高名な実業家。その含蓄ある言葉に「私」はしだいに仕事観を揺さぶられていく。

   本書は、将来への希望もなく日々仕事に追われる主人公が、老人のアドバイスに自己変革のアイデアを見いだしていく物語である。それは、唐突に繰り出される老人の言葉とそれを問いただす「私」の会話で展開していく。たとえば老人は「目標を立てるな」という。「私」は、目標がなければ進歩の度合いが測れず、軌道修正もできないと反論する。しかし老人は、斬新なアイデアや商品がなぜ誕生したかを説き明かし、それらが目前の課題に集中した結果であることを指摘。また、世の中は自分が目標を達成するまで待ってはくれないとも言う。そして「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」「明日は今日と違う自分になる、だよ」などのアドバイスをおくる。

   試すこと、日々変化が必要であること、偶然を見落としていること…。本書のこうしたメッセージは特別なものではないが、それを痛切に感じさせる語り口が独特である。「多くの人は他人を凌駕する人材になろうとしているけど、それを他人と同じような人間になることで達成しようとしている」などは、自分を振り返らせるのに十分である。

(著:デイル・ドーテン / 本訳:野津智子 / 引用:https://www.amazon.co.jp/%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%81%AF%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%81%84%E3%81%8B%E3%81%AD%EF%BC%9F-%E3%81%8D%E3%81%93%E6%9B%B8%E6%88%BF-%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%B3-ebook/dp/B00SIM19YS)

 

 

 

以下感想

 

ジータ史上初のビジネス書。ビジネス書といえば堅苦しくて読みづらいというイメージが最初あったのですが本書の内容はマックスという初老と新人社会人からなる会話式の物語であり、すごく読みやすくしてくれているなあと感じました。たくさんの人に手に取っていただける本はやはり読みやすさが大事なのか...。

具体的にどうしたらいいのかというテクニック本というよりかは、こういう気持ちでいるといいアイデアやチャンスに巡り合えるぞという心構え的なことが中心の本でした。

心構え的内容が多いといいつつもそれに沿ったストーリーや事例が出てくるので納得させられるしすっと頭に入ってきます。

中でも脚注の*1*2はすごく心に響きました...。

私自身読書もそうですがブログ自体も初心者なので「試す・変える」の重要性と自分自身まだまだ行動が足りていないなということを自覚できました!読書いっぱいする!(語彙力ゼロ笑)

各種のタイトルだけでもうまくまとめられていので時間がない人はそこだけ読んでもいいかも笑笑 ビジネス書初心者にお勧めの本だと思いました!初心者の方ぜひぜひ読んでみてください。

*1:試してみることに失敗はない p29

*2:試すことは簡単だが、変えるのは難しい p149